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東海地震

M8クラスの地震の恐れあり

東海地震を予知されて約30年経ちます。しかし、未だに東海地震は起こっていません。

ここで安心してもいいのでしょうか。それはとんでもありません。逆にさらに警戒を強めないといけないのが、この地域の使命なのです。

では東海地震はなぜこのように恐れられるのでしょうか。

この地域では、静岡周辺の地域が乗っているユーラシアプレートの下に、フィリピン海プレートが毎年数cmの速度で潜り込んでいます。

上の図は、駿河湾付近のプレートの様子を描いています。ユーラシアプレートはフィリピン海プレートに引きずられており、赤い枠の部分はかなりのひずみが溜まっています。

このひずみ限界を迎えると、そこに溜まっていたエネルギーが一気に放出され、地震が起こります。

1944年にM7,9の東南海地震がこの地方付近で起こりました。

東南海地震の震源域は、遠州灘の西までで、駿河湾付近は震源域になることを免れました。

ということは、1854年に起きた安政東海地震以来、約150年もの間この地域では地震が起きていないことになります。

その約150年もの間、ずっとひずみエネルギーが赤い枠の中で溜まっているとしたら、地震が起こるときは、ものすごいエネルギーを放出することになります。

しかもそれだけの間、ずっと地震が起こってないのですから、いつ起こっても不思議ではありません。

東海地域の被害想定

東海地震の予知ができた場合、かなりの人々が助かります。しかし失敗した場合は、かなりの人々が犠牲になります。

予知ができた場合と、できなかった場合の静岡県の被害想定を両方説明します。

冬の朝5時に地震が発生したと想定します。

予知できた場合

  • 浜名湖周辺の震度7〜6強、浜松地域の震度6強など
  • 液状化は駿河湾周辺を中心に危険度大
  • 死者は約1500人(建物倒壊による圧死が3分の2 他は津波や山崩れ、火災など)
  • 負傷者は約2万人

予知できなかった場合

  • 死者は約6000人
  • 負傷者は約10万人

予知できた場合とできなかった場合では、約5倍変わってくることが分かります。

条件が変われば、規模も変わってきます。

海水浴シーズンであれば、津波によって数千〜1万数千人の漂流者が出る可能性もあります。

新幹線では1列車あたりの事故で、死傷者が数百人と予想されます。


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