地震用語
地震に関する用語はたくさんあり、分かりづらい用語が多々あります。ここでは、それらの分かりづらい用語をまとめて説明します。これからもっと増やします。(順不同)その他、分からない用語がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
- 「地震」
- 地球内部で起こった岩石の破壊による岩盤のずれ、断層が生じること。
- 「震源」
- 地震が生じるきっかけになった地点。
- 「震源域」
- 地震によって破壊された地域全体。
- 「震央」
- 震源の真上に相当する地点。震源地は震央の地名。
- 「震源の深さ」
- 地下数kmから700kmもの深さ等の、地震の深さの程度を震源の深さで表している。
- 「浅い地震」
- 震源の深さ10〜100km程度の範囲での地震。日本の地震は、浅い地震が多い。大きい地震で、しかも震源の深さが浅い場合、危険が大きい。
- 「深い地震」
- 震源の深さ100〜700kmまでの地震。深い地震では、めったに被害が生じることはない。
- 「マグニチュード」
- 地震の規模の大小を表す単位。Mという記号で表される。
- 「有感地震」
- 人体に感じられる地震。M3程度以上の地震で、震央の近くでは人体に感じられる。
- 「無感地震」
- 人体に感じられない地震。M3以下の地震は、人体に感じられることはめったにない。
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- 「震度」
- ある場所での地震動の強弱の程度を表す。昔は人間が震度を判定していたが、現在は震度計によって計測している。
- 「震度階級」
- 震度とゆれの様子との関係を示す。日本では1〜7の段階に分けられている。震度の大小は、地震の大きさ、震源地からの距離、その場所の地盤の性質、建物の構造、階数などによって大きく違う。
- 「地震波」
- 震源から伝わる波動。震源から放射された地震波は、地球内部や表面に沿って、四方に伝わっていく。波動が伝わる速さや振動の性質の異なる3種類の波(P波、S波、L波)がある。地球内部の構造にしたがって、屈折したり、反射したりする。
- 「P波(縦波)」
- 速度が一番速く、地震が起きたときに最初にやってくる波。小刻みに揺れる。液体はP波を伝えることができる。
- 「S波(横波)」
- 速度はP波より遅く、地震のときP波よりやや遅れてやってくる。大きく、ゆっくり揺れる。液体はS波を伝えることができない。
- 「L波(表面波)」
- S波のあとにゆったりと振動する優勢な波。通常の地震では、人体に感じられない。
- 「周期」
- 地震波の山から山(または谷から谷)までの時間間隔。周期の短い波は、強く揺れる。逆に、周期の長い波は、弱い揺れになる。
- 「振幅」
- 地震波の振れ幅。周期と密接な関係にある。振幅が小さくても周期が短ければ、強く揺れる。逆に、振幅が大きくても周期が長ければ、弱い揺れになる。
- 「地殻」
- 地球の表面の部分にあたり、非常に薄い。岩石でできている。深さは、大陸地域では平均30〜40km、海洋地域では平均6kmと場所によって様々である。
- 「マントル」
- 地殻の底から約2900kmまでの間にあたる。岩石でできている。上部マントル、斬移層、下部マントルの3つに分けることができる。
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- 「核」
- 地球の中心にあたる。中心から半径約3500kmの間の部分。鉄でできている。外核と内核の2つに分けることができる。外核は液体なので、P波は核の中を伝わるが、S波は伝わらない。
- 「プレート」
- 大陸や海洋を乗せている厚い板のようなもの。世界に7枚の大きなプレートと小さな5枚のプレート、合計12枚のプレートで地球を覆っている。それぞれのプレートが別々の方向に動いている。
- 「海溝」
- プレートとプレートの間にできる、溝のように深いくぼみ。6000mを超える深さのものをいう。通常、海溝付近での地震発生が多い。日本海溝や千島海溝など。
- 「トラフ」
- 海溝と同じ意味だが、6000mよりも浅いものをトラフと呼ぶ。南海トラフや駿河トラフなど。
- 「断層」
- 地震によって岩盤が破壊され、そこにずれが生じてできる層。
- 「活断層」
- 最近200万年の間にできた断層や、活動した形跡のある断層など、今後もその断層上で地震が起こるであろうと思われる断層のことをいう。日本には1000以上もの活断層があるといわれている。
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