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地震雲

地震雲が発生する過程

地震雲とは、文字どうり地震が起きるときにできる雲のことです。

地震雲が発生する過程には、次のことが考えられます。

地震が起きる直前に、地中の岩盤に強い力が加わると岩盤に亀裂が走り、電磁気が発生します。

また亀裂が生じた断層からはプラスイオン(ガス)が電磁気とともに上昇します。

それらが空気中の水蒸気に伝わり、水蒸気はその影響を受けて地震雲の形を作っていると考えられます。

地震雲は間違えやすい

地震雲を見分けるには、それなりの知識と経験が必要です。地震雲と似ている雲もいくらかあるからです。

一番間違えやすいのが飛行機雲です。普通の飛行機雲は数十分で消えてしまいますが、地震雲は消えません。

次に間違えやすいのが雨の前兆雲です。地上から3000m以下にある雲は雨の前兆雲と思っていいでしょう。

奇妙な雲を見つけたら、「本当に地震雲かな?」と疑ってみてください。そして、何度も雲を観察するうちに、つかめてくるようになると思います。

地震雲の種類

地震雲の種類は8種類に分けることができます。以下はその8種類をまとめました。

帯状形地震雲
帯状の形をした雲で、全体の約7割を占めます。雲が長ければ長いほど地震の起こる日が近いということです。幅が広くて色が濃いほど、地震の規模が大きくなります。しかしこの形の雲は、飛行機雲や雨の前兆雲に似ているので注意が必要です。
断層型地震雲
空を二つに割ったような雲です。力強そうな雲は、大きな地震が起こります。雲の発生から2〜3日中に地震が起こることが多いです。しかし、低気圧の接近中の雨雲や雨上がりの雲と判断がつきにくいので注意が必要です。
肋骨状形地震雲
あばら骨のような形をした雲で、年に数回しか見ることができません。雲の発生から約2〜24時間以内に地震が起きます。水まさ雲、うろこ雲などの雨の前兆雲に似ているので注意が必要です。
波紋形地震雲
波紋のように広がる雲です。全体の1割強の割合を占めます。池の中に石を投げ入れた時、水面にに広がる波紋のように、その中心点が震源地です。雲の色が濃く、長いほど、大きな地震が起きます。
放射状形地震雲
震源地から放射状に出る雲です。めったに見ることはできません。幅が広く、色が濃く、長いほど地震の規模が大きく、数日以内に地震が起きます。
弓状形地震雲
弓の形をした雲です。年に数回しか見ることができません。中心点の延長線上が震源地で、雲の発生から2〜3以内に地震が起きます。大きな雲ほど力が強く、長い雲ほど早く地震が起こります。
さや豆形地震雲
さや豆やいんげん豆のような形をした雲です。別名レンズ雲形地震雲ともいいます。2000〜3000mの低い所に出ます。雲が発生して数日で地震が発生します。大きな雲ほど力強い地震が起きます。雨の前兆雲と呼ばれるレンズ雲と間違えやすいので、注意が必要です。
稲穂形地震雲
稲穂の形をした雲が、地震発生直前に地下の活断層より現れます。雲発生から2日以内に地震が起きます。風に関係なく雲が、震源地に移動していく場合もあります。

以上を総合すると全体的に、色が濃くて、大きい地震雲は、力強い地震を起こす可能性が高いです。

そして、地震雲発生から数日で地震が発生することが多いです。


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